初心者によるロサリアの所感・評価
ダウナーな見た目は個人的好みからすると少し外れるのだが、
何より戦闘時の声が良い。
このどこか薄倖でダウナーな雰囲気からは想像できない、深く響く力強い声。
ボイスを聞いていると、見た目に反して一匹狼なお姉さん系の性格のようだ。
元素爆発発動時が特に良く、そのギャップにやられてしまった。
そしてあくまで個人的趣向としては最初、「うぅむ?」と思ったルックスについても、
この困り眉デザインには脱帽せざるを得ない。
このルックスを見るにつけ、なおのこと戦闘時の力強さが映えるというものである。
ちなみにシスターである。シスターの定義について考えさせられる今日この頃だ。
というわけで、今回は星4レアリティのキャラクター、ロサリアの所感である。
2022年12月、雷電将軍に魅せられて無心にガチャを引いていた私は、その副産物としてロサリアと出会うことになった。
星5キャラクターのピックアップ時には、星4キャラクターが3体、抱き合わせでピックアップされる。ロサリアはその一人だった。
さて、これは運が良かったとみるべきかどうかわからないが、我が軍のロサリアは何と「完凸」である。
まあ、最高レアリティの星5キャラの完凸とはさすがに価値が変わってくるが、それでも高い性能を獲得している。
頭を毒電波に支配された私は雷電将軍の2凸を目指し、うつろな目をしてガチャガチャしまくっていたわけだが、
ここで告白せねばなるまい。
ジン団長の記事で、その際にジンも1凸したと記載したが、
実はもう一人、「ティナリ」という恒常星5キャラクターを確保している。
つまり、雷電将軍を3体引き当てるまでに、3体の恒常キャラを引いている。
要するに、雷電将軍2凸に至るまでに実現可能な最大値のすり抜けを喰らっているのである。
流石に「全天井の上に全すり抜け」ではなかった…なかったのだろうか? 本当に? おかしいな、その時のことは記憶に霧がかかっていてよく思い出せない。
思い出せないが、その時抱き合わせピックアップされていた星4キャラクターである「早紬」「九条裟羅」「ロサリア」の3体ともが完凸しているという、目を背けたくなるような現実が目の前にある。
おやこれはもしかして…
というのはもう考えたくないので霧の向こうに記憶を押しやるとしてだ。
幸いにも(?)完凸した星4キャラクターであるところのロサリアは、我が軍においてアタッカーを担う大変重要な戦力である。
最高レアリティではないキャラクターにも関わらず、表で戦う重要な役目を担ってくれるシスター(?)について語るとしよう。
一言評価:鋭く強く、そしてスピーディー
ロサリアは槍を武器に戦う氷元素のキャラクターだ。
通常攻撃の倍率が高めで、アタッカーとして表で戦うキャラクター…と思っていたのだが、キャラが揃うとどちらかと言うと「サブアタッカー」の位置づけらしい。
我が軍においてはメインアタッカー、雷電将軍と共に槍をぶん回して敵を殲滅する主力級だ。
主観だが通常攻撃のモーションはかなりカッコいい。特に最終2撃はついつい振りたくなるスタイリッシュさである。
雷電将軍もなかなかカッコいいのだが、あちらはそれ以上に刀のモーションが凄まじすぎて、個人的に槍のカッコよさについてはロサリアの方が印象深い。
扱いやすいシンプルな、リキャストの早い元素スキルと、設置型で総ダメージがかなり高い元素爆発を武器に敵のHPを削ぎ落しにかかる。
また、パッシブには「会心率」に関係するものが揃っていて、これは私の手持ちの中ではかなり珍しい性能コンセプトに思える。
ロサリア自身の会心率が上がるパッシブはもとより、「元素爆発時に味方に会心率バフを与えられる」と言うのは面白い能力だ。
惜しむらくは元素爆発時の会心率上昇に「自分」が含まれていないところか。
残念ながら会心率を念頭におけるほど、聖遺物などの装備が揃っていないので生かしきれないのがつらいところだが、冒険者ランクが上がるにつれてこの要素は重要度を増すと思われる。
ただ、これは最高レアリティに比べればガチャで重ねやすい星4キャラの宿命なのかもしれないが、
「凸」することでかなり性能が向上する設計で、無課金・微課金にはここがちょっとマイナス要素だ。
後述するが特に2凸による「元素爆発継続時間の延長」解放後の使用感の変化は、初心者であってもしっかりと認識できる次元のものだ。
と言って、例えば前述の九条裟羅ほど凸依存度が高いわけではない。凸が重なれば戦力的に上昇するのは全キャラに言えることでもあるし、そこは言わぬが花といったところか。
・元素スキル
2撃1セットのシンプルな氷元素スキルである。
特徴としては、
1. 敵に突進攻撃しつつ背後に回り込むような挙動で2撃目を薙ぎ払う
2. 「このスキルで敵の背後から攻撃すると会心率が上がる」という天賦を持つ
3. リキャスト6秒で元素粒子獲得3個
このような要素を持つ。
射程が長く挙動は瞬間移動じみており、離れた位置に対しても素早い攻撃が可能で、威力も低くない。
元素爆発による会心率バフを自分で受け取れないが、こちらは天賦によりロサリア自身の会心率上昇の可能性がある。
欠点として、相手が大型の場合は背後に回り込み切れない場合がある。当然会心率上昇のバフも発動しないので注意が必要だ。
使い始めて最初の一週間ぐらいは、ロサリアは天賦により「バックアタックを取れば会心率が上がる」キャラだと勘違いしていたが
「元素スキルでバックアタックを取った時」に限り会心率が上がる。
いやまあ天賦説明欄にちゃんと書いてあるのだが。また読み飛ばしていたようだ。
ジンと同じくシンプルイズベストなスキルであり、通常攻撃のコンボにも組み込みやすい。
リキャストが早い上に元素粒子獲得量も上々。ロサリアの扱いやすさに大きく貢献する要素と言える。
・元素爆発
力強い技名詠唱と共にどでかい氷の槍を地面に突き刺し、突き刺した周囲に継続的ダメージを与える強力な必殺技。
この時の「ヴァーディクト!」という声が非常に良い。
この元素爆発は、
1. 薙ぎ払い→氷の槍ドーン→2秒ごとに氷元素の継続ダメージ
2. 総ダメージ量が高い
3. 天賦により味方の会心率上昇バフ
4. 凸で得られる性能上昇が強い
という要素を持っている。
必要元素エネルギーは60と標準的で、ロサリアはリキャスト・元素粒子獲得量共に優秀な元素スキルを持っていることから、体感ではかなり回しやすい。
そしてその回しやすさの割にはやけに性能が良い。
氷元素の付着能力に秀でており、炎と組み合わせて溶解も狙っていける。
新米冒険者である私にとって、個人的に特にありがたいのは「対アビス魔術師(水)」だ。
とにかくアビスの魔術師は「バリア」が鬱陶しく、水にせよ炎にせよ氷にせよ、他の雑魚敵と組み合わせてハメ技じみた攻撃を繰り出してくるので非常にうざい。
苦手意識というか、出てくるだけで「めんどくせえ」と思うのは私だけではないだろう。
その中で「水」の魔術師に対して、ロサリアの元素爆発は非常に強力だ。
水付着状態でいてくれるために、元素爆発の効果時間中は勝手に凍っていてくれる。
その間にバリアを割っていければ、泡を出されて動きを封じられたりする機会を少なく抑えつつ倒すことが出来る。
もちろんそんなピンポイントでなくとも、設置型継続ダメージという点から様々な場面でとりあえず撃っておける手軽さもある。
また、ロサリアの「凸」要素の内、2・6凸はこの元素爆発の効果を大きく引き上げる。(5凸の天賦レベル+は割愛)
個人的には2凸の「継続時間+4秒」がかなり大きい。単純に総ダメージ量が上昇し、水元素が付着した相手を「凍結」させられる時間も伸びる。
6凸は元素爆発が命中した相手の物理耐性デバフ。こちらもその後の攻撃による与ダメージの上昇に貢献する。
設置型ということで、当然元素爆発の発動後にキャラチェンジしても氷の槍はフィールドに残るから、後ろに引っ込んでもしっかり戦闘に貢献できる。
留意すべきは、設置後は当然ながら場所を変えられないので、元素爆発発動後に継続ダメージのエリア外で戦ってしまうと与ダメージ量が下がってしまう点だ。
別に効果範囲が狭いわけではないが、特に2凸していると継続時間12秒と非常に長いので、出来るだけ継続ダメージの恩恵を生かしていきたいところだ。
総評:最高レアリティではないとは思えないほど頼りになる
会心率上昇には条件があるものの、戦っていれば勝手に発動するものである。
扱いにくさがなく、細かいことを考えなくても一定以上の活躍が見込める素直な性能だ。
爽快な通常攻撃と瞬間移動のような元素スキルで、戦闘がスピーディーアクションのような運びになるのも使っていて楽しい。
新米冒険者の視点で言うと、物語上最初の国であるモンドのキャラクターで、素材を落とすボス級・「急凍樹」もさほど手強い相手ではないから、早い段階から突破素材を揃えられるのも魅力だ。
総じて幅広い活躍が見込めるユーティリティーキャラクターである。
我が軍では雷電将軍との同時出撃が多いため、基本的に元素反応は「超電導」主体であり、元素爆発時の6凸効果と合わせて物理耐性デバフの率がかなり大きくなるはずなのだが、
ダメージソースである雷電将軍の刀モードは雷元素ダメージであるため、物理耐性デバフの恩恵が受けられない。
恐らく、ロサリアの物理耐性デバフを生かす編成はまた違うものなのだろう。
個人的には雷電+ロサリアの編成に、ルックスが非常に素晴らしい「エウルア」を差し込みたいのだが、エウルアの復刻はいつ来るのだろう?
噂によると「最も復刻されていないキャラ」だというが…
・我が軍のロサリア
我が軍のロサリアはレベル70、星5キャラの育成を優先して今のところ一旦レベル上げは止まっている状態だ。
世界ランク5でも特に問題なく活躍してくれているし、我が軍においてはよく育った唯一の氷元素キャラクターでもあるから、秘境攻略では頼りになる場面も多い。
こうしてみるとジンと同じく破格のスタイルである。
肌の色は好みが分かれそうだが、対照的な深紅の髪がよく映える。
聖遺物などの装備差はもちろんあるが、星5キャラ二人と比べるとHPがちょっと低めだろうか? 気になるほどでもないが。
武器は相変わらず無難な「西風長槍」。
だが、選択肢としては無難過ぎてイマイチだろう。元素チャージ効率はあって困るわけでもないが、ロサリアは使っている感じではそこまでチャージに悩まない。
ドラゴンスパインで手に入る、「物理ダメージ上昇率」が高い「ドラゴンスピア」を持たせるのも面白い。
槍には低レアリティの中に「スライム特攻」の槍があったりするし、秘境攻略などで持たせるのもアリかもしれない。
雷電将軍のために星4の「絶縁」シリーズを集める愚行をしていた際に、たまたま「しめ縄」シリーズの星5聖遺物が手に入ったので装備させている。
育成途上では極めて無難な「亡命者」とのハイブリッド編成だ。
「狂戦士」シリーズなら会心率を上げられるが、メインオプションがさほど伸ばせない現段階で会心率にこだわっても半端になると思い、攻撃性能と元素チャージ性能に振っている。
ただ武器が西風シリーズとなると、チャージに振っている部分をもう少し攻撃系に割いた方が良いかもしれない。
完凸の恩恵で天賦レベルにプラス補正がある。
サブアタッカー運用なら元素爆発≧スキル>通常攻撃といった優先順位だろうか。
メインを張るなら通常も上げるべきだろう。
天賦の一つに「夜間の移動速度上昇」があるが、まあこれを中心に据えて運用することはない。
氷元素のキャラはステータス画面で雪の結晶が舞い散る演出になっているが、ロサリアの雰囲気と非常にマッチしていて素晴らしい。
雷電2凸チャレンジの副産物として完凸に至ったロサリアの星座は…何の形だろう。
星5キャラほどの難易度ではないとはいえ、星4キャラの完凸も狙ってやるべきものではない。ピックアップ時の抱き合わせで時間を掛けて凸していくのが本来の在り方ではないかと思う。