【源神】初心者による夜蘭の所感・評価

良すぎる顔に目が行くか?

 

眩しすぎる脇に目が行くか?

 

いいや何より右上だ。CV遠藤綾である

 

マクロスシェリル・ノームが思い浮かんだか?

 

だとすれば浅いな。玄人は鷹之巣禊だ。

 

消えていったいくつもの光には哀しみと優しさの記憶さえもう見えないのだ。

 

…なに? マクロスなんて古すぎてわからない?

 

…そうか…マクロスFはもう13年も前か…

 

 

しかしとんでもない服装である。

 

上着を肩にかけてなければ背中の露出度が高すぎる。

 

だが雷電将軍が同じ服装をしていてもこれほど似合ってはいなかっただろうし、全く優秀なデザイナーが揃っているものだと何度目かの脱帽である。

 

 

この度は2023年2月に復刻された「夜蘭」についてだ。どこか冷たげな見た目に反してCV効果もあり、余裕と包容力のあるデキるお姉さん系キャラクターに仕上がっている。

 

安心してほしい、私は雷電将軍ガチャ以外には課金をしていないので、我が軍の夜蘭は無凸である。何とか貯めた石での獲得に成功した。

 

ただ、凸狙いは決しておススメできない要素だが、もしも原石か財布に余裕があるなら夜蘭は「1凸」までは持って行きたい。

 

威力が高く移動能力も高い元素スキルが2連発できるので、戦闘・探索共に利便性がぐんと上がるようだ。

 

残念ながら私にはそこまでの余裕がないので無凸での運用となっている。

 

雷電将軍に搾り取られた後であることだし、冬のボーナスを全てゲームに費やすわけにはいかない。

 

というわけで、今回は夜蘭の所感・評価である。

 

一言評価:雑に強い

 

夜蘭は弓を武器に持つ、水元素のキャラクターだ。

 

役割としては「サブアタッカー」、表に長く居座るタイプではなく、元素スキルや大変強力な元素爆発を撃ってさっさと裏に引っ込むのが主たる運用になる。

 

そういう運用のため完凸でもない限り弓はほぼ撃たないどこぞの赤い弓兵と言い二次元世界の弓兵にとって弓とは飾りなのだろうか。

 

元素スキルにも元素爆発にも弓を用いず、通常攻撃を撃つタイミングもほぼない上、スキルも元素爆発も「攻撃力」ではなく「HP上限」を参照するので、

 

いよいよもって弓は「武器」というより、六つ目の聖遺物みたいなものである。

 

「完凸」によって別次元の性能を獲得するとの噂があるが、貴族の遊びを嗜むには我が財力は乏しすぎるので、無凸準拠の評価となる。

 

無凸でも非常に強いので、引こうか迷っている無・微課金勢には「引いて損はない」と言っておく。

 

引いて損する星5キャラの方が少ないのでは、という意見もあろうが、

 

「新米冒険者にとっての有用性」を測る時、「シンプル且つ強い」ことが一つの指標になると考える。

 

その意味で、夜蘭の要となる「元素爆発の性能」は新米冒険者にとっても非常にわかりやすいというか、とりあえず撃てば後は普通に戦っているだけで充分体感できる恩恵を受けられる。

 

真価を引き出すためには様々な知識が必要になるが、別になくてもちゃんと強い。

 

新米冒険者でも安心して運用できる性能設計だ。

 

・元素スキル

高威力な水元素の攻撃スキル。

 

1. 半透明化し高速移動する。

2. 触れた敵にマーキングしていき、解除と共に高威力の水元素ダメージ

3. 複数体をマーキング可能

4. リキャスト10秒で元素粒子獲得は4個

5. 威力は「HP上限」を参照する

 

これらの要素を持っている。

 

高速移動中はスタミナを消費しないどころか自然回復していくという特徴があり、探索時の移動にも有用だ。無凸時点では、

 

ダッシュ→スキル→ダッシュと繋げると、残念ながらスタミナが途切れるタイミングがあるが、1凸するとスキルを2回出せるようになるので相当な距離を走り続けられる。

 

短押しで敵に突進するようにしてすぐさまダメージ発生、長押しで一定時間高速移動+マーキング可能、と性能が変わるので、状況によって使い分ける必要がある。

 

ちなみに1凸後のジンとは違って、短押しでも長押しでも威力自体は変わらない。

 

ただ長押し中に複数の敵を巻き込めばそれだけ多くの敵に高倍率でダメージを与えられる。

 

私は普段PCでプレイしているのだが、スマホで原神をプレイする冒険者にとっては、長押しで複数の敵を巻き込むのには慣れがいりそうだ。

 

ちょっとやってみたがなかなか難しい。

 

キーボードとマウスだととても簡単なのだが。

 

 

 

特筆すべきはそのダメージ倍率である

 

夜蘭のHP上限を参照するスキルだが、世界ランク5時点の上限である天賦レベル6で最大HPの31.7%という驚異の数値を誇る

 

残念ながら我が軍の夜蘭は天賦レベル上げの真っ最中でスキルにまで手は回っていないのだが、こちらもどんどん上げていきたいところだ。

 

とんでもない性能であることがうかがえるし、これを2連発できる1凸の評価が高いのもうなずける。

 

前述の通り表に長居するキャラではないから、リキャストごとに忘れず撃っていきたい。

 

・元素爆発

発動時に水元素の範囲ダメージを与えると共に、味方の通常攻撃に連動する追撃効果を一定時間付与する効果を持つ。

 

詳しく見ていくと、

 

1. 発動時に範囲ダメージ

2. 15秒間、自身含む味方の通常攻撃に連動する追撃付与(1秒に1回追撃)

3. キャラチェンジしてももちろん追撃は継続

4. レベル60突破時に「元素爆発の効果時間中、自身含む味方に徐々に倍率の高まる与ダメージ上昇バフ」の固有天賦が解放

 

こうして並べるとジンやロサリアに比べるとちょっとわかりづらいな。

 

強キャラよろしく雷電将軍に通ずるものがあるてんこ盛り効果だ。

 

最初の範囲攻撃は水元素付着能力として優秀、ダメージ自体は大したことはない。

 

メインは「追撃」と「バフ」である。

 

夜蘭のHP上限を参照にダメージ計算し、3ヒットする追撃を行っていく。

 

キャラチェンジしても追撃効果は継続し、味方の通常攻撃に合わせて敵HPをゴリゴリ削る。

 

雷電将軍と併せて使うとほとんど追撃だけで敵を葬ることもできる。

 

夜蘭の元素スキルを撃った直後に元素爆発を放つと、ちょうど元素爆発カットイン(脇見せオサレポーズはなかなかシュール)の終わり際に水元素粒子を受け取ることが出来るが、

 

実際のところ、世界ランク5時点の秘境やマップボス相手ではそこまでシビアな動きをする必要はそんなにないという印象。

 

与ダメージバフはちょっと特殊で、元素爆発後15秒間、少しずつバフの効果が高まり最大50%に達する。

 

この与ダメージ上昇バフの特筆すべき点は、バフ対象の条件がないことだろう。チームメイト全員を区別なく補強できるので、細かい仕様を理解しなくても「とりあえず使っておけば火力が上がっていく」という雑な強さである。

 

細かい仕様としては、あくまでも「表」に出ているキャラだけが上昇率恩恵を受けられる、「表」の上昇率を切り替えたキャラたちが引き継いでいく仕様…

 

味方に与えるというよりは「表」というフィールドに与えるかのような特殊な仕様…らしいのだが、まあ深く理解する必要もさほどあるまい。とりあえず撃て。

 

圧倒的な手数と味方へのバフを実現するこの元素爆発の弱点としては、必要エネルギー量が多いことぐらいか。

 

元素スキルも強力な夜蘭ではあるが、やはり主軸は元素爆発だ。特に私のように無凸で運用しようとすると、スキルを2連発できる1凸以後に比べて元素スキルへの依存度が低くならざるを得ないので、なおのこと元素爆発の回転率は重要度を増す。

 

我が軍においては雷電将軍による力業でチャージ問題を強引に解消しているが、最近気づいたことがある。いや気付くのが遅いと言われると辛いが。

 

水元素キャラクターを使ってダメージを出したければ、炎元素のキャラクターと併用して「蒸発」を狙っていくのがセオリーだ。

 

しかし雷電将軍を運用していると、元素スキルによる追撃を切らさず戦っていくという雷電将軍の基本的なスタイルがあるため、雷元素の元素反応が起こりやすくなる。

 

水元素ならば感電、炎元素ならば過負荷が起こるわけだが。

 

これによって水や炎元素を消費してしまい、他の元素反応が狙い通りに起きないことが多くなる

 

蒸発コンボを繰り出す前に、雷電将軍のスキルによる追撃が感電や過負荷を起こし、蒸発に至らないことが多々あるのだ。

 

スキルや元素爆発ごとに元素付着量は変わるから、全て雷元素の反応に持って行かれるというわけでもないのだが、夜蘭を用いつつ炎元素キャラクターとの蒸発コンボを狙いたい場合は、雷電将軍との編成は相性がさほど良くない可能性がある。

 

感電は世界ランク5時点でも、正直そこまで強い元素反応でもないので、雷電将軍と夜蘭を併用する場合は、元素反応というよりは追撃による与ダメージがメインになるだろう。

 

雷電将軍の刀モード通常攻撃にも追撃が乗るので、一気にダメージを稼ぐことができる。

 

割と過剰火力気味だが。フィールド雑魚は当然刀を本格的にぶん回す前に倒せるので、マップボスに対してぶつけていく戦術となる。

 

・夜蘭の弱点

弱点らしい弱点はない。

 

夜蘭自身は元素スキル・元素爆発を撃つ時以外は基本的に引っ込むので、夜蘭とは別に表で通常攻撃を振るキャラが必要なことは弱点になり得るか。

 

 

総評:すっごい強い

無凸運用でも隙が無い。

 

編成を問わず効果を発揮する元素爆発があまりにも汎用性が高く、いつでも期待通りの活躍をしてくれるキャラクターである。

 

ただし位置づけとしてはサブアタッカーであり、表に出続ける性能設計ではない点には注意が必要だろう。

 

HPを高めるビルドを目指すためしぶとくはあるが、その分基礎攻撃力にはステータスを振りにくい。

 

表で戦うキャラは、追撃と共に付着する水元素を有効活用できる炎元素アタッカーを推したい。

 

無課金で簡単に手に入る炎元素キャラと言えば、ストーリー上で加入するアンバーか、螺旋の序盤報酬で手に入る香菱あたりだろうか。

 

アンバーは優秀な元素爆発を持つが、夜蘭の追撃との元素反応狙いとなると扱いづらいか。

 

香菱の元素爆発は、星4キャラクターとは思えないすさまじい火力を誇るが、こちらも夜蘭の相方としてはちょっと使いづらい。

 

香菱もまた、元素爆発を撃って裏に引っ込むタイプのダメージソースキャラクターだからだ。そのままアタッカーとして張れないこともないだろうが…

 

おやそう言えば、夜蘭と同時に開催されたもう一つのガチャに、原神最強格の炎元素アタッカーがいたような…

 

私は財布と相談の上でそちらの獲得は見送りだ。

 

我が軍の炎元素アタッカーは当面の間、最近引き当てたディルックに張ってもらうとしよう。

 

 

 

我が軍の夜蘭

 

我が軍の夜蘭は現在レベル70。

 

最近雷電将軍がめでたくレベル80を迎えたが、夜蘭がそのレベルに達するのは少し先になりそうだ。

 

HPの上昇にはレベルアップが重要らしいが、はてさて…

 

一応、HPが出来るだけ高まるよう聖遺物を装備しているが、まだまだ足りない段階だ。

 

こうしてみると、同じレベル時点での星4キャラ・ロサリアと比べても防御が低めである。やはり表に長居する設計ではないということか。

 

 

武器はやはり無難な「西風」シリーズ。まだ武器レベルが低い。

 

攻撃力を高める必要性が薄いことから、武器の効果に着目して装備させるのもアリらしい。

 

ただ個人的には、無凸運用のため元素チャージ効率を上げて元素爆発を回しやすい状況に持って行く必要があるので、やはり西風猟弓が使いやすい。

 

しかし脇の露出度が凄まじい。そちらにしか目がいかない。

 

 

聖遺物は「亡命者」+「学者」による元素チャージ重視のビルド。

 

空いた一枠に、素材集めの際にたまたま手に入れた剣闘士シリーズの杯を突っ込んだ。

 

メインオプションがHPだったので丁度いい。今思えばメインオプションが「攻撃力」固定の羽はここまでレベルを上げる必要もなかったかもしれない。

 

「亡命者」シリーズの花が星3なのはそろそろ変えないとまずいか。

 

 

天賦レベルはまだまだ育成途上である。

 

優先度は元素爆発>元素スキル>…>通常攻撃でファイナルアンサー

 

というか通常攻撃は上げなくても良い。まず撃たない。

 

固有天賦として、「パーティー内に異なる元素のキャラが多いほどHPが上昇する」というものを持っている。

 

夜蘭のHP上昇のみを重視するなら、全員が違う元素のキャラクターであることが最良の選択肢に思えるが、しかしそれは他の元素共鳴を捨てるということでもある。

 

個人的には3元素でも十分な上昇効果が得られるし、他の元素共鳴を組み合わせた運用の方がおススメではある。

 

が、この固有天賦もまた雑に強いというか、特に手持ちが揃っていない時なんていうのは別に意識しなくても元素がばらけるので、極論、深く考えなくても勝手に恩恵を受けられる。

 

 

夜蘭の星座は前述の通り無凸状態だ。

 

1凸の有用性が非常に高く、使用感が一気に変わるだろうから、財布に余裕があるなら…決しておススメはしないが。

 

完凸すると恐らく別キャラに変貌するだろうことが文章を見ればわかるが、まあ縁のない話でもある。

 

ちなみに1凸と完凸以外はさほど目立つ能力はない。1凸以上の強さを求めるなら完凸に向かって歩き出すことになる。

 

当然、それは修羅の道だ。そのうえ引き返せない。恐ろしいゲームだ。